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営業、プロデューサー、社長業など、様々な仕事に携わっている中でいつも持っていた精神は、120%の力で目の前の仕事に取り組むということ。

石田 裕子さん 30代 代表取締役社長
株式会社Woman&Crowd


新卒で株式会社サイバーエージェント入社。インターネット広告事業本部統括、スマートフォン向けAmebaのプロデューサーとして従事した後、スマートフォン向けオークションを運営する子会社にて代表取締役社長を務める。その後2014年9月に株式会社Woman&Crowd(旧 株式会社STRIDE)を設立すると共に、代表取締役社長に就任。

7年半の営業職のキャリアから一転。未経験のプロデューサーへ。

―はじめまして。本日は、お仕事も子育ても両立しながらご活躍なさっている石田さんからお話をお伺いできることを楽しみにしておりました! どうぞよろしくお願い致します!早速ですが、今までのキャリアと、ご自身のBusiness(お仕事)でのターニングポイントを教えていただけますか?

石田:私は2004年に新卒でサイバーエージェントに入社し、約7年半、広告代理事業の営業に携わっていました。その後職種転換して、スマートフォン向けAmebaのプロデューサーとしてメディア事業を経験します。現在は女性向けクラウドソーシングサービスを運営する子会社を設立し、代表取締役に就任しています。

ターニングポイントはいくつかあるのですが、1つはスマートフォンの普及の影響もあり、サイバーエージェント内で大規模な組織編成があった時です。その組織編成に伴って、私は7年半キャリアを積んできた営業職から離れ、初めてメディア開発に携わるプロデューサーになりました。この時は、今思うとすごく大きなターニングポイントですね。社会人8年目にして、全く未経験の、新しい仕事に従事することになったのですが、私だけでなく、当時の広告代理店部門から十数名程度、いきなり営業職から一度も経験したことのないメディアプロデューサーに転身したのです。

―急な通達に、気持ちの準備はできたのですか?

石田:実はその決定がある前に、社長の藤田も含めた「統括合宿」があり、その合宿で藤田が「スマホシフトのタイミングで一気に会社の方針を変える」と言い出したのです。 “これはかつてないくらいの大きな変革になる”ということを、その場に居合わせた誰もが皆、感じ取っていました。

ですので、会社の変革のタイミングで自分自身が異動になったことは、もちろんびっくりもしましたが、覚悟はできていたと思います。

営業戦略とサービス戦略の考え方の違い。細部にこだわって常に打ち手を変えていく。

―営業職からプロデューサーへキャリアチェンジされた大変な状況を、どのように乗り越えられてきたんですか?

石田:「乗り越えた」というほど大げさなことはしていないのですが、とにかく固定概念を取っ払って、柔軟に何でも吸収しようという姿勢でした。戦略の立て方一つとっても、営業戦略とサービスを大きくさせる戦略とでは、考え方が全く違います。

たとえば、メディアサービスは、流行るサービスを作るための“正解”があるわけではないので、サービスをリリースしてからもユーザーの反応を見ながら常に改善を続けていかなければいけません。一方で、営業は、定量的に図れる部分が多いので、最初に立てた戦略のイメージ通りに進められることが多かった。そういう意味では、どちらも経験することで、結果的にスキルの幅が広がったと思いますね。

特に、ユーザーの反応を見て細部にこだわりながら常に打ち手を変えていく感覚は、プロデューサーになってから身に付いたと思います。

失敗するのは当たり前。失敗も次の成功に繋げるための肥やしにする。

―営業職から他職種にキャリアチェンジされたとなると、非常に大きな壁にぶつかることもありますよね。
そういった壁にぶつかりながらも、石田さんが今まで仕事を続けることができたのはどうしてですか?

石田:どういった職種であれ、職種を変えて仕事をするということは覚悟が必要なことだと思います。何か新しいことに挑戦する時に、「失敗することから逃げない」というスタンスが、非常に大きな鍵になると個人的には考えています。失敗することを避けるよりも、「仮に失敗しても次の成功のための肥やしにする」というスタンスで向き合えるようになると、心の持ちようが違ってくると思います。

私もプロデューサーに職種転換した時には、それまでの成功経験をリセットし、新卒の頃のようにどんどん失敗していこう、という気持ちで仕事をするくらいがちょうどいいと思っていました。新しいチャレンジをする時は、それまでの経験や実績に囚われずにゼロリセットして、身軽な状態でチャレンジする方が良いと思います。

入社8年目での新領域へのチャレンジは、新卒精神で乗りきった。最初のマインドセットの重要性。

―なるほど。石田さんがおっしゃると簡単そうに聞こえますが、実際、今まで積んできたキャリアをゼロにして考えるということは、非常に難しいことでもあると思うんですね。石田さんご自身はすぐに切り替えられたんですか?