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「社員のお母さん的存在になりたい!」ゼロから会社の基盤を構築し、安心して働ける環境作りに励む、経営企画ウーマン

勝又礼佳さん 20代 経営企画
スタークス株式会社

1990年生まれ。短期大学卒業後、2010年に新卒で建設会社に入社して経理を担当。1年9カ月勤務したのち、企業向けの経営支援サービスの会社に入社し、総務・経理に従事。部署異動をきっかけに退社し、2016年スタークス株式会社に契約社員として入社。半年後に正社員となり、経営企画職で活躍中。

学生時代から「手に職をつけて自立し、どんな社会でも第一線で働ける力を付ける」という目標を掲げてきた勝又さん。新卒時代には、女性社員が少ない建設業界でハードワークな仕事をしてきました。“忍耐力の修行”と捉えて乗り越え、次の会社では幅広い業務を任され、これまで多くの学びを得てきたそうです。スタークス入社時には契約社員でしたが、会社への貢献度の高さから正社員へ。職場が変わるたびにスキルアップし続けてきた勝又さんのキャリアストーリーを伺いました。

何が起こるかわからない世の中
自立できるスキルを身に付けたい――

ー新卒時のお話から伺いたいのですが、当時はどのような仕事でキャリアを積んで行こうと思われていたのですか?

勝又:私は商業高校出身で、高校時代から簿記などの会計関係の勉強をしてきました。とにかく手に職をつけたかったんです。子どもの頃からバリバリ働く母の背中を見て育ち、働く女性に憧れていましたし、自分も母のように自立した女性になりたいという強い思いがあったのです。

また、最近の世の中は常に不安定で、将来がどうなるかなんて誰にもわからないですよね。だからこそ、手に職をつけて、どんなことがあっても働けるようにしておきたいと強く思っていました。結婚しても働いて、何があってもしっかりと生活ができる人になろうと。そのためにも早く自立して、仕事のスキルをしっかりと身に付けたいと考えていましたね。

実は高校卒業のときにも就職を検討したんです。でも、高校よりも短大を卒業した方が職業の選択肢が広がるかもしれないと考えて奨学金を借り、進学しました。でも、短大在学時の就職活動は就職氷河期だったこともあって大変でしたね。そんな中、幸運にも建設会社への就職が決まり、総務・経理の部署に配属されました。

ー新卒時のお仕事はいかがでしたか?

勝又:入社したのは、アナログな会社で、伝票も銀行出納帳も給与振込も手書きというスタイルだったので、仕事は細かい手作業が多く、人間関係もハードな環境ではありましたね。ただ社会人としての基本的なノウハウをしっかりと学ばせてもらえた期間にもなったと思います。

でも、世の中的にもIT化が進んでいる中で、会計ソフトなどのシステムも使ったことがないことなども含めて、「ここで将来に繫がるキャリアを築けるのだろうか」と不安を感じるようになりました。それでも、ご縁があってせっかく就職できた会社をすぐ辞めるのは良くないと考え、とにかく、もう少し頑張ってみようと思っていました。

そんな中、東日本大震災がきっかけで、自分のこの先を本気で考えるようになったんです。仕事や働く環境、自分はどうありたいのかを見直したときに、もっと周りの人たちと連携しながら働ける職場に身を置きたいと思うようになったんです。そこで、新しい仕事を探すことにしました。

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経理、総務、社長秘書……
多くのスキルが身につくことの高揚感

ーなるほど、それで次の会社に入られたのですね。経理で探されていたようですが、その会社を選んだ理由を教えてください。

勝又:いくつかエントリーしたなかで、次に就職したのは、企業向けの経営支援サービスを行っており、会計事務所、税理士事務所、介護、遊技場経営など様々な事業を展開する会社でした。入社の決め手は、最初の面接で「ぜひ働いてほしい」と言われたからです。1次面接人事の方に「今、社長いるから最終面接をしましょう」と言われ、社長面談後すぐに採用が決まって(笑)。

入社当初は、前任者の仕事の引き継ぎがメインで、先輩に教えてもらいながら、会計や資産管理のシステムを使った仕事をしました。私が配属された部署は遊技場経営の事務で、一通りの会計事務作業を学びながら徐々に仕事が増えていき、2年目からは会計監査を任されるようになりました。

この時期はとにかく充実していましたね。尊敬する先輩の下で多くのことを学び、新しく覚えた仕事が多かったので視野も広がって、自分のスキルアップを実感できたんです。経理だけでなく、総務や社長秘書のようなこともやっていたのですが、どの仕事も楽しかったですね。

ー最初はがむしゃらに仕事を覚えていく感じだったと思いますが、「仕事が自分の物になっている」「会社に貢献している」という実感はありましたか?

勝又:2年ほど経った頃、先輩からの言葉で、仕事が身についたと感じましたね。仕事では大量のデータを処理するので、どうしても小さなミスが発生しがち。だから、月次報告で1つも入力ミスがなかったときには「今月はミスがゼロだったね」と先輩に褒めてもらえるんです。それがうれしくて……。徐々にミスが減っていって、褒めてもらえる回数も増えて、それが自信につながりました。ミスしないように自分で改善策を考えたりもできるようになりましたね。

その他には、会社独自に開発した遊技場システムのマニュアルを作成して、他の企業にも導入をすすめたりもしていました。そのため、カスタマーサポートのような業務も一部ですが、担当していましたね。具体的には契約時の対応や、入力の仕方、通帳の仕訳登録のやり方、資産管理方法などの問い合わせ対応です。メイン業務は経理のはずが、システムがリニューアルされるたびにマニュアルを更新する必要があるし、お客様の対応にも追われる毎日。「自分はどこまでやればいいの?」という気持ちもありましたが、外部の人と接する仕事は楽しかったし、幅広い分野の仕事を任せてもらえるので、やりがいがありました。

ーバックオフィス業務だと外部の人との接点はあまりないですよね。

勝又:そうなんですよ。それに、バックオフィスの方のなかには、なるべく外部の人との接点を持ちたくない人もいると思いますが、私は逆でした。商材について説明するのは社長や営業ですが、契約書のやりとりは私の仕事なので、手続きの際に外部の方と接する時間があったんです。ときには他愛もない会話をしたり、相手の働き方を垣間見たり。ちょっとした社会勉強のような感じで、市場リサーチなどから学べることが多かったですね。

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部署異動で新たな自分の一面に気付く
毎日決まった仕事は自分に合っていない

ーバックオフィスをメインにしならがらも、かなり幅広い業務を担っていたんですね。やりがいもあったのに、次のキャリアを考え始めたのはなぜでしょうか?

勝又:入社4年目に異動したのが複数の企業様の会計データを扱う部署で、これまでの幅広い業務とは正反対。毎日、規則正しくデータを入力していくという繰り返しの仕事だったのです。それは会社にとっては大切な業務でしたが、私には物足りなく感じてしまって。最初のうちは楽しくやっていたのですが、次第に自分は色々な業務を幅広く担当することが好きで、向いているんだということに気づきました。経験値が増えないと自身の成長が止まってしまうのではないかという危機感を抱き、新しい職場を探す決意をしたのです。

異動したおかげで、ひとつのことに向き合う作業が自分に向いていないことに気づけたのは良かったし、新卒時の会社でも、アナログでハードな仕事を1年9カ月頑張って忍耐力をつけ、「こういう会社もあるんだ」ということを知ることをできたのも良かったと思います。やはり経験は宝ですね。今まで経験したことにひとつも無駄はありません。得られたものは大きかったと思っています。

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ゼロから基盤を作ることのワクワク感
会社への貢献に前のめりな自分

ーそのあとは、クラウド・プラットフォームサービス事業のスタークス株式会社に入社されていますが、そのときの経緯を教えてください。

勝又:前職のときに結婚したので、スキルを活かしつつもバランスよく就業できる環境を探していました。正社員を考えていたのですが、スタークスは事務アシスタントを契約社員で募集していて、正社員が難しいようであれば契約社員でもいいと思ってエントリーしてみました。最初はベンチャー企業のことがよくわからなくて、不安に思っていましたね。ところが面接で代表に会ったとき、その不安が一蹴されたんです。

スタークスは、「社会課題の解決」を軸にEコマースのプラットホームサービス事業を行っています。つまり、「人の役に立つ」「社会に貢献する」ということを強く意識して事業を進めているのです。面接で代表の話を聞いて、ここで働けば、自分もこの会社の一員として総務・経理の立場からもバックアップしながら社会課題の解決に貢献できるかもしれない、自身のスキルアップだけではなく、より大きな範囲に影響を与えられる意義ある仕事ができるかもしれない!というところに魅力を感じました。また、若い会社で、まだ基盤が整っていないからこそ、自分が構築していけるという可能性にも興味がありましたね。

実は他に正社員採用のお知らせをいただいた会社もあったのですが、企業の社会的意義の深さと基盤のない環境に魅力を感じ、並行して面接を受けていたスタークスに契約社員として入社することにしました。

ー入社してから1年が経ちますが、最初は事務アシスタントだったそうですね。どのようなお仕事をされていたのですか?

勝又:当初は会計事務所とのオペレーションなどの経理的な仕事がメインで、そのほか総務や人事のオペレーションやサポートを担当していました。でも、それだけでは物足りなくて自分なりに動きましたね。まず、郵便物の管理を徹底したり、支払関連のオペレーションの効率化を提案したり、新しい業務フローを作成したりしました。経理業務では、これまで会計ソフトすら使っていない状態だったので、内製化するためにクラウド型の会計システムを導入しています。

コストを削減して、その分未来への投資が出来る(事業への投資や、みんなの給料や賞与を増やしたり出来る)と思って、とにかく余計なところをそぎ落としていきました。その努力が評価してもらえて、入社半年で代表から「正社員になってほしい」といってもらい、今に至ります。

ーすごいですね。勝又さんは前のめりに進んで行くタイプなのですね。

勝又:そうですね。もともとそういう気質なのかもしれません(笑)。代表から評価してもらえたことは自信に繫がりました。

現在、多様な働き方ができるようにいろんな選択肢を提示したいと思っています。働きたい時はめいっぱい働くけど、家事をしたい時は早めに切り上げて帰る。そういう多様な労働スタイルを作ることで、より生産性が高く、モチベーションをあげられるような環境を作りたいです。メリハリを付け、目標に向かってしっかりと頑張れるような環境を作ることはとても大切なことだと思うので。

これまでの私は、言われたことを着実にやっていこうという考え方でした。でも、今はAI(人工知能)も発達しているので、この先、経理の仕事をAIに取られるかもしれない。そう考えると、自分から仕事を取りに行く姿勢でいかないと社会で生き残れる人材にはなれないと思うようになりました。そして、AI化出来るところはAI化し、人間にしかできない仕事は仕組み化し、属人化を無くしながら弊社が掲げる社会課題を解決するための事業を進めていきたいです。私がこんな風に考えるようになったのは、スタークスに入社してからですね。周囲のメンバーの影響が大きいと実感しています。

スタークスは代表が社会課題の解決をするために作った会社だし、みんな同じ目標に向かっているから結束力も強いのです。また、古い文化に縛られず、常に革新的で新しいことを生み出そうとしているので、社員全員のモチベーションが高いんですよね。周囲の話を聞いたり、行動を見たりしているだけで、「私も何か目標を持って仕事をしなくては」と考えるようになりました。

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※前職の尊敬する先輩から退職時にいただいたペン。これを使うと気合いが入るので、いつも仕事で使っているそう♪

「目標からの逆算」と成長を実感することの大切さ

ースタークスに入社してから、勝又さん自身も変わったのですね。

勝又:自分の成長は意外と自分ではわからなくて「ちゃんと会社に貢献できているのか?」と不安に思うこともありました。特にこの会社は若いので、ゼロから構築しなければならない業務も多く「この方向でいいのだろうか」と迷うことも多かったんです。

でも、「目標からの逆算」という代表の言葉を思い出して、しっかりした目標を掲げ、それを達成するためにどうしたらいいのかを考えて進めるようにしてから、軌道に乗った感じがしています。それまでは、とにかくやることが山積みで、何から手を付けたらいいのかわからなくなることもあったのですが、目標設定をすることで整理できました。

上長からも「成長しているね」「視座が上がってきたね」といわれることが増えてきて、そういうときに成長を実感できるし、モチベーションもグンと上がりますね。

ー目標設定をすることで方向性を定めていったんですね。この会社に来て、新たにできるようなったことなどはありますか?

勝又:裁量権が大きいので、自らがフロントに立つことが増えたお陰で、会計士や社労士の先生などのオペレーションが得意になってきたことが嬉しいですね。関わる方々から体制を整える方法や効率よく進めるための仕事構築術などを伺うようにしているので、「仕組み作り」や「生産性向上」についても精度高くできるようになってきていると思います。

とても考えさせられるし、どんどん取り入れてメンバーの仕事がスムーズに進むように整備しようと前向きな気持ちになります。取り組みが会社の役に立てて、仕事の幅も広がったので、スタークスに入社して本当に良かったと思っています。

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社員のお母さんのような存在になりたい――

ー勝又さんの今後の目標を教えてください。

勝又:私はスタークスの中でお母さんみたいな存在になりたいと思っています(笑)。ちょっと恥ずかしいですが(笑)。みんなが安心して働ける環境作りをしていきたいんです。今考えているのは、自分がこの先、出産・育児を経験する可能性もあるかもしれないので、仕事の属人化をなくすこと。自分がいなくなっても、ほかの誰かができるようにルールを作っておきたいし、仕組みとして確立させておきたいですね。

弊社は全体の4割が女性で、出産・育児休暇制度の利用経験者が1人で、まだ会社としての仕組みを構築段階中です。デリケートな時期に不安にさせてしまわぬよう、出産・育児休暇中の女性社員のメンタル的な部分までもサポートできるような体制を作りたいとも思っています。

世論では、子どもが小さくて働きたくても働けないといった問題もあり、仕事と育児の両立は大変でストレスを抱えやすいと聞くので、もっといろいろな働き方を認めて受け入れられる体制を整えていきたいですね。そして、いつか自分や後輩たちが出産・育児休暇を取得する頃には、制度を最大限活用できるような体制にしておきたいです。

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