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Real Woman Interview

「ママのキャリアの選択肢を広げたい――」出産後、営業職から新たな環境へチャレンジしている2児のワーママ

本田 一歩さん 30代 コンサルタント
株式会社リクルートキャリア

2007年新卒でリクルートキャリアに入社。金融IT企業の採用支援に従事したのち、2009年に外資系リクルーターとして顧客の人事部に常駐して採用業務を担当。2010年に結婚。2011年4月から1年産休を取得し、2012年に復職。ママのみで結成された営業組織で中小企業の採用支援に従事し評価を得る。2013年5月から第二子の産休を取得。2014年に復職をして、コンシューマーマーケットの営業組織でSVを半年間担当したのち、2014年、自らの意志で現在の部署に異動希望を出し、現在に至る。

新卒からずっとリクルートキャリアで働く本田さん。リーマンショックをきっかけに生まれた採用代行サービスという新事業の初期メンバーとして成果をあげました。2度の産休を経て、今の仕事にやりがいを感じつつも、家族が第一だとも語る本田さん。様々な葛藤を経て、現在の部署で主力として働く本田さんに、仕事と家族への思い&これまでのキャリアについて語っていただきました。

楽したい性格だからこそ、他力本願でストレッチせざるを得ない環境へ

ー新卒で入社してから、ずっとリクルート一筋ですね。
 まず学生時代、ご自身のキャリアをどのように考え、なぜこの会社に決めたのかを教えてください。

本田:私は中学2年から高校卒業までドイツにいたんです。当時のドイツは特殊な教育制度があり、学生のうちから自分は専門系でいくのか、医師など資格が必要な仕事についてキャリアアップしていくのかというのを選ぶ教育システム。子どものうちから職業を意識し、良く考えることで、子どもでも仕事が見えるように教育されていました。職業選択の自由があり「医者や弁護士は偉い」などの価値観がなく、専門職の人にはマイスター制度があるなど、どの職業の人も自分の仕事にプライドを持ち、お互いに認め合って仕事に従事しているんですね。

私はそんな中で育ってきたので、日本で就職活動をしているとき、ドイツで感じたような職業選択の意識が感じられず、みんな画一的な価値観で仕事探しをしているなあと思っていました。だから、世の中にはたくさんの仕事があり、職業を選択する自由があり、仕事を探している人たちに、もっと仕事の中身が見えるような職業に関わりたいと思ったんです。それで人材系の会社中心に就職活動をしました。できれば長期でじっくりと力をつけていくというより、短期で自力がつく会社がいいと考えて、私の希望を叶えてくれそうな会社がリクルートキャリアだったんです。

ー短期で力を付けたいと思ったのは、何かキャリアプランがあったのでしょうか?

本田:特にキャリアプランというのはなかったです。短期で力をつけたいと思ったのは、私はもともと成長意欲が強いタイプではなくて、ハードルを低めに設定してぬるい環境でいる方が楽だと考える人間なんです。自分のその気質がわかっていたので、あえてストレッチができる環境に身を置いてみようと。そうすれば何かが変わるかもしれないと思ったんですね。周囲が頑張っている環境にいれば、自分も輝けるかもしれないという、ちょっと他力本願みたいですが(笑)、そんな考えがありました。

最初の仕事は、リクルーティングアドバイザーという職で、お客様の会社のキャリア採用を支援していく仕事です。リクルートキャリアの仕事は斡旋業中心なので、企業側の担当をやっていました。

当時の私のクライアントは金融とIT企業。大学で心理学を専攻していたのに、なんで金融とITなんだろうと思っていました(笑)。でもIT企業のお客さんは多く、社員10名以下の小さな規模の会社様もけっこうあるんです。その会社の社長にアポイントをとって「なぜ起業したのか」「どういう会社にしていきたいのか」ということを新人ながら直接伺ったりしていました。この部署には2年間在席しましたが、経営者の思いを聞ける場面も多く巡り会えましたし、とてもいい環境だったと思います。

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クライアントへの常駐で感じた、自分の仕事の意味

ーRA部署での2年間でご自身の節目や転機となるようなことはありましたか?

本田:最初はただ突っ走っていましたね。目の前のことで精いっぱい。「今後自分はどうしたいのか」ということは全然考える暇なく、与えられた仕事をひたすらやる毎日でした。営業部で新人賞をいただけたし、営業成績はそこそこ良かったのではないかと思います。男性より女性の方が立ち上がりが速いじゃないですか。仕事は楽しかったし、働くことの喜びを教えてくれる環境だったので、それは自分にとって幸運でした。

ただ2年くらい夢中になって仕事していると、ちょっと立ち止まりたくなるんですよね。やっていることは同じなので、刺激がほしくなる。そんなときにリーマンショックが起きたのです。

リーマンショックがきっかけで、お客様からの要望が変化していきました。そんな中、私が担当していた外資系企業様から、採用業務をアウトソースしたい、それをリクルートにお願いしたいというお話をいただいたんです。採用のアウトソースは欧米では主流でしたが、当時、日本ではあまり聞いたことがありませんでした。実はそれが今、私がやっているリクルートメント・プロセス・オプティマイゼーション(※以下RPO)の発端なんです。

ー新しい事業のきっかけを作られたんですね。

本田:きっかけはお客様のご要望からなんですけどね。ある外資系企業の人事部長は新しいことにトライするのが好きな方だったんです。「採用アウトソースできないの?」と言われ、リーマンショックのあとで景気が厳しい状況にあったので、会社側に提案してみる価値があると思いました。ある意味、景気が良かったら会社も「難しいです」となって実現しなかったかもしれません。

お客様の要望を私は会社に持ち帰り、それが社内のトップクラスによってサービスとして提案されて形になっていったんです。現在はRPOと呼んでいますが、当時はそんな名称はなく、いわゆる採用代行サービス。私がそのお客様の会社に人事として入るのです。部長クラスの方から「どういう事業を描いていくか」という話を伺って、どのような人材を求めていくかということをこちらと先方で摺合せをして、採用ホームページを作るなど、プランナーの方に相談しつつ、推進していきました。私にとって、これは大きな転機となった仕事です。

ーお仕事はいかがでしたか?最初から順調だったのでしょうか?

本田:会社としても初の試みですし、まだお客様と一緒に作り上げていくフェーズだったので、これまでの斡旋業の営業というポジションとはだいぶ違いますね。提案される内容の幅も広がり、お客様の期待も大きかったので、プレッシャーはありました。「この新事業を絶対に失敗できない」と、常に感じながら仕事をしていましたね。

仕事の内容としては、リクルーター(採用実務者)とプランナー&コンサルタントがタッグを組んで、お客様に企画提案をしていったり、採用活動の推進をしていったりするのです。でも常駐でお客様の会社にいるのはリクルーターの私だけ。場面によっては私が意思決定をしないといけないこともありましたし、先方から振られる話題も営業時代とは全く違いますので、プレッシャーを感じつつ、ひとつずつクリアして成長していけたと思います。

人事の仕事は、その事業計画を技術面でサポートしていかないといけないので、採用がうまくいかないと事業に与えるインパクトが大きいのです。そこを自分が担っているという責任は強く感じていました。私が常駐した会社では、私が外部の人間であることが見えていなくて「人事の本田さん」と呼ばれるくらい中に入り込んでいましたね。

この仕事をしていたのは入社3年目でしたが、すごく責任ある大きな仕事を任されて、この経験は自分もキャリアに影響を与えていますし、自分の糧になったと思っています。

ー新事業は成功だったんですよね。人事を経験して見えたことはありましたか?

本田:そうですね。改めて人材採用とは、企業の生命線だと思いました。計画通りに人が採用できていることがお客様にとっては大きな価値であるということ。そして必要なタイミングで会社が必要な人を採用できていることは非常に大切だということがわかりましたね。

もちろんわたし自身、リクルーティングアドバイザーをしていた時もその意識はあったんですが、実際、お取引企業様の内部に入って人事の仕事をやらせてもらうとやっぱり見えるものも違いましたね。リクルーティングアドバイザーとしてお客様のキャリア採用の支援をしていたときは、まだ経験も浅かったということもありますが、本当に採用の一側面しか見えていなかったんですよね。

それが人事としてお取引企業様の社内にいると、実際に入社された方が活躍されている姿を間近で見たりすることができるので、人事というのは会社の成長を決める仕事なんだというのがよくわかりました。

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ー採用代行のお仕事は1年半従事されて、産休に入られたそうですが、そこでキャリアを見直す女性も多いと思います。
 産休に入られて、今後のキャリアをどう考えていましたか?

本田:がむしゃらに走ってきた3年半だったので、出産後のキャリアはあまり考えていませんでした。結婚していたとはいえ、妊娠も思いもよらなかったので(笑)。

私の母は専業主婦だったので、私には共働き家庭のイメージがなく「この保育園には任せられない」などいろいろ言って復職を引き延ばしていたんです。でも認可保育園に入れたので、自分の気持ちが固まる前に4月から復職することになったというのが正直なところです。

私が産休を取った頃、20代の女性社員が産休を取るようになってきたんですね。それまでは40歳まで懸命に働いてから、結婚、産休、復職という方が多かったんです。でも私も含めて若くして結婚して出産をする女性社員が増えたということで、営業のママたちを集めて組織を作ろうということになりました。ちょうどそのタイミングで私は復帰したので、仲間に入らせていただきました。そのときにママ組織のトップにいた上司が、とてもよくしてくださって。その上司がいなかったらきっと会社を辞めていたかもしれません。

会社のお荷物?!申し訳なさいっぱいだった私にかけてくれた上司の言葉

ー辞めていたかもしれないということは、仕事と育児の両立が大変だったのですか。

本田:そうですね。今まで自分の時間を仕事に注ぎ込んでいましたが、産休後は、遅くとも18時には退社しないといけなくなりました。加えて、上の子を保育園に預け始めた当初は、神経質な子だったので、水も母乳も飲まなくなり、保育園から「体調が悪いようなのですぐ迎えに来てください」って連絡を受けて、お昼くらいに帰るということが続いたんです。同僚には何も言われませんでしたが、とても申し訳なくて……。営業担当者として抱えているお客様にも「こんな自分が担当で申し訳ない」と思ったりしていました。

あとリクルート社員の気質かもしれないのですが、私も含めて責任感が強いんです。だから「会社の荷物になっているんじゃないか」とか考えてしまって。会社に迷惑かけているし、子どもも体調悪くなるし、泣いているし、だったら家にいた方がいいんじゃないかと思っていました。

でもそんなモヤモヤした気持ちもその上司の言葉で救われました。彼女は私よりも10年くらい前に産休をとって仕事復帰を経験していますから、今より厳しい環境の中で働いていたと思うんです。そんなの中で頑張ってきた方なので、働くママへの理解が深いんですね。

私が「いついつまでには、前のように働けるようにならないと」と言うと「そんなこと考えなくていいのよ。子どもなんて親の思い通りにいかないんだから、いつまでに~とか考えないで」と言ってくれて、それで肩の荷が下りたというか……。保育園に預けて2ケ月くらいたつと子どもも慣れてきて、自分も仕事のペースを取り戻してきたので、また仕事が楽しくなってきました。本当に良い上司に恵まれたおかげです。

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会社の中でママへの見る目を変えた特別賞受賞

ー復帰して仕事が楽しくなってきた頃にやっていたのは、入社当時と同じ仕事ですか?

本田:そうですね、やっていることは一緒です。ただ会社側も働くママたちにどの程度仕事を振っていいのかわからなかったみたいで、私たちは大企業の営業担当ではなく、それらの担当者がフォローしきれない中小企業のお客様を一手に引き受けて担当していました。

その頃、会社の優秀な事例や取組みを称えるアワードが始まり、ママたちみんなでそのアワードを目指して一致団結して頑張って、特別賞を受賞したんです。受賞理由は、中小企業のお客様の採用で結果を出したということでした。大手だけでなく、小さなところからもお客様をしっかり掘り起こして価値を提供したところが評価されたんだと思います。この受賞はママたちの自信にも繋がり、また、会社の中で働くママの見る目を変えた転機になったと思います。

ーそれは良かったですね!頑張ったかいがあったという感じでしょうか。

本田:はい。私は第二子の出産直前で、大きなお腹で表彰台に上がりました(笑)。私たちは担当のお客様にすごく頼りにされていたんです。その期待を背負って、しっかりお客様と向き合って懸命に仕事をやっていたら、一定の評価が出たのです。

でも私自身は、長期的なキャリアプランというのはこのときもなく、仕事と育児にいっぱいいっぱいで突っ走っての特別賞受賞。そんなタイミングで、たまたま上司と話していたときに「仕事を続けるのなら二人目は早めがいいよ」と言われていたんです。産休明けはまたゼロからのスタートになるから、今の仕事にこだわって続けるより、再スタートは早い方がいいからと。それで、二人目を妊娠して再度産休取って、再スタートという運びとなりました。

30歳、よりスキルを磨くことと、ママの選択肢を増やすチャレンジ

ー素敵な上司の方ですね。
 二人目のお子さんを出産後、復帰されてからの部署はIT業界のSV(スーパーバイザー)ですよね。
 これはどういう経緯で?

本田:復帰の際、おそらく営業だろうとは思ったんですが、二人の小さな子どもを抱えて営業できるだろうかという不安はありました。でも仕事はしたかったし、主人も「とりあえず復帰してみたら?」と言ってくれたので、あまり細かく考えないまま見切り発車みたいに復帰したんです。でも内心、長期的に働くことを考えたら、仕事の内容もやり方も考えていかないといけないなとは思っていました。

IT業界は、私が希望を出したんです。入ってみたら30代はベテランなので、上司からSVを任されて半年くらい従事しました。SVとは教育係ですから、新人社員にアポイントメントの取り方とか打ち合わせの仕方とか、ときどきお客様の会社へ同行して一緒に提案を出したりということもしていましたね。

ーそのあとに現在の部署に異動になりますが、ご自身で希望されたとか。

本田:そうです。新規事業を扱っている部署「HRソリューション部」です。お客様の会社の中に入って採用のプランニングから推進していくっていうRPOの仕事で、以前、私がやっていた採用代行サービス業です。あれが新事業「HRソリューション部」になり、私はそこに行きたいと手を上げたのです。

2回目の復帰後、私は自分のキャリアを見つめ直したんです。30代になっても、自分には、ベースとなるスキルがないと思ったんですね。SVは重要な職ですが、私向きだろうか、このままSVやっていてもいいのだろうか……と考えたとき、ちゃんと勉強させてもらえる、自分がわからないことでも一から学べる環境にいってスキルを磨きたいと思ったんです。

ーそれでかつて採用代行の仕事をしている部署を希望されたんですね。

本田:最初から「HRソリューション部」に異動願いを出そうと思っていたわけではなく、自分にできるのは何かと考えながら、いろんな部署の方に話を聞いたんです。聞いて回っている中で、自分が他の人と比べて強みにできるキャリアは、あの採用代行をやっていたときのリクルーターの経験しかないということに気付きました。

ただ、RPOの仕事は年次が上の方が多く、気軽に行きたいと手を上げられる部署ではないんですね。自分がついていけるのかという不安もありました。でも今、前に進まないと、5年後、私の居場所はこの会社にはなくなると思ったんです。だから一から学ばせてもらおうと上司にお願いに行きました。

「覚えていますか?私はRPOの前身のプロジェクトに関わった本田です!」とアピールしまして。「あのサービスに生まれるタイミングに関われたのは、本当にたまたまだったかもしれません。まだ実力もスキルもありませんが、力をつけて、このサービスが大きくなる過程に関わりたい」とお願いをして、今の部署に入れてもらった感じです。

ー凄い情熱ですね。その熱い思いが届いたんですね。

本田:そうですね。この異動は私の中でもとても勇気のいることで、もちろん自分のキャリアを考えた上での異動願いではありましたが、その一方では、弊社のキャリアの選択肢の幅を増やしたいという目的もありました。やはり営業の数が圧倒的に多いこともあり、営業部にいた女性が出産後に仕事復帰しても営業の道に進むことが多いんです。

もちろんキャリアチャンジできる人もいますが、全体のバランスを考えると、まだまだ圧倒的に営業職なんですよね。だから、ママの新しいキャリアのロールモデルになれればという気持ちもありました。今までやってきた仕事の延長線上じゃなく、違うフィールドでも働けるようになったり、チャレンジできたり、そういう場があるんじゃないかと。それがあのママ組織のやるべきことでもあると思ったんですね。「ママたちが働く場所を、選択肢を会社の中で広げたい」ということも部長に伝え、新しい場所に飛び込みたいと話をしたら、快く「いってこい!」と部長も快諾してくれて、今に至ります。

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※休日は、お子さんたちと一緒に公園や自然に触れあえる場所に出かけたりしてリフレッシュしているそう♪

この仕事が好き
人が働く場面を創っていきたい

ー「HRソリューション部」で2年半経つそうですが、仕事について教えてください。

本田:仕事は、実務をやるリクルーターと採用プランとコンサルを担当する者とペアでやります。私は後者ですね。採用活動自体をプランニングして、それがプラン通りにいくのかというのをモニタリングして、お客さんへのレポートを提出するのが仕事です。

お客様の会社に常駐はせず、裏側で支援していく業務です。営業であることに変わりはないのですが、第一線の営業とは違って、比較的自分でコントロールしやすい仕事だと思います。最初は先輩のコンサルについて仕事していましたが、今は、担当のお客様を持ってやっています。私は時短勤務なので2社ですが、フル勤務の社員は3,4社抱えている人もいますね。

ー1度、経験したお仕事ですが、戻ってみていかがですか?

本田:やっぱり楽しいです。私が関わっていた以前とはだいぶ進化していましたね。それとリクルーターを経験しているコンサルってまだ少ないんですよ。リクルーターの立場もわかるし、この部署の立ち上げを経験しているということは、私の強みだと思っています。

2つの部署で働いてみて、自分に強みに気付き、経験を積んできましたが、一人前になれたかなと思うのは、ここ半年くらいです。やはり簡単な仕事ではないので、以前やっていたとはいえ、自分の中でできていると実感するまで時間を要しました。それは結果ではなく、私自身の中にある自己効力感というか……。自分が思った通りに物事が進むようになったと実感できて、納得できる形でお客様に価値提供ができたと感じたりできるようになったのが、この半年くらいなんです。

私の仕事は社内でプロジェクトを組んで推進していく形なんです。コンサルタントが主になって、リクルーター、メディアの製作をするディレクター、メディアの営業担当、日程調整やオペレーション業務担当など、チームでひとつの目標に向かって進んでいくんです。これまではそのプロジェクトを自分がうまくリードしている実感がなかったんです。でも、各パートの担当者の良さを引き出すという観点が入って来て、それをどうお客様の求めるものに繋げて価値を高めていけるかということが考えられるようになったので、もう大丈夫かなと。

ーキャリアプランはないと言っていたときからだいぶ変わって、仕事への情熱が高まっていると感じますね。

本田:私はこの仕事が好きなんですね。人が働くという場面を作っていくという仕事にやりがいも感じていますから、できればそこに携わっていく仕事をしていきたい。これからはいろんな人が働き方を変えながら働き続ける世の中になっていくと思います。そういう世の中になっても、働きたいと思う人が働く場に巡り合えるような世の中を作る仕事に関わっていきたいし、それがいま実現できていると感じます。

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キャリアを追うことは子育てに悪影響だと思っていた
働き続けたことで変わった“子どもに伝えたいこと”

ーこの先、こんな風になりたいというビジネスパーソンとしての夢はありますか?

本田:ビジネスパーソンとしてというより、母親としてどうありたいかの方が今の自分には大切かもしれません。子どもに「ママは仕事が楽しそう。私も働くのが楽しみだな~」と思ってもらえたり、「ママみたいに仕事したいから、勉強頑張る」と思ってもらえるようになると良いなと思っています。自分が社会と接点をもって働いていることが、子どもに良い影響を与えると信じているんです。

でも母になって最初からそう思っていたわけではありません。子どものそばにいることが親の務めだと思っていました。専業主婦の家庭で育っているのでどうしてもそう考えちゃうんですよね。でも、私が私らしくいること、ママとしての顔じゃなく、仕事をする人として存在している方が子どもも嬉しそうなんです。「うちのママは仕事を持っている」と子どももわかっていますし、スーツに着替えて仕事に行く姿を嬉しそうに見てくれます。

今後具体的にどのようなキャリアを歩むかなどは全く考えていませんが、大切な家族が幸せな状態でありながら、私の働き方を自由に変化させていきたいと考えています。

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