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初めての挫折で自信喪失。再起に向けて一心不乱に掴み取った成果と、その先に見つけた「後輩のロールモデルになりたい」という大きな目標

筒井 ゆかりさん 20代 プロデューサー
株式会社スパイスボックス


1990年生まれ。2013年、インターネットの広告代理店に新卒でメディアプランナーとして入社し、スマホゲームアプリ広告のメディアプランニングと運用を担当。2014年、株式会社スパイスボックスに入社。現在はプロデューサーとして、サイト制作やweb動画制作を中心に、化粧品、食品などのデジタル施策のプロデュースを担当している。

「背中で語れるプレイヤーになりたい」と活き活きとお話してくださった筒井さん。そんな彼女にも社会人として働き始めた頃には自信喪失して前向きになれない時期があったとか。どのようなきっかけで彼女はそこから再起することができたのでしょうか。筒井さんのキャリアストーリーを伺いました。

自信家だった新社会人の私~最初の挫折~

―新卒入社の時に会社を決めたきっかけと、働きはじめてからのことを教えてください。

筒井:就職活動のときはアジアで仕事をしたいと思っていました。だから、海外支社があるような企業を探していました。その中でアジア数カ国に支社があり、海外展開を積極的に行っているインターネット広告代理店が海外営業を募集しているのを見つけたんです。私は台湾に留学していたので、台湾の仲の良い友人にも紹介できるような仕事がしたいと考えていて、自分の求めている仕事内容ともピッタリだったので入社を決めました。

海外営業のポジションで入社したのですが、入社後に会社の状況が変わり、なかなか海外で仕事をする機会が巡ってきませんでした。

―当初の希望とは異なる展開だったのですね。日本でどのような仕事をしていましたか。

筒井:メインの仕事はスマホゲームアプリの広告運用で、とにかく数字を扱う仕事でした。実は私、数字がかなり苦手で、毎日数字と向き合って広告のパフォーマンスをチェックし、それをクライアントに報告するという業務になかなか慣れなかったんです。

そのせいもあって、仕事のパフォーマンスは決して良いとはいえない状況でした。でも、私がくすぶっている中、同期の中には1年目でもグループリーダーに昇進したメンバーがいたんです。それを目の当たりにして「自分は何もできない」と、すっかり自信をなくしてしまいました。

今考えると、大学生の頃は少し自信過剰だったのかもしれません。帰国子女でもなく、英語が得意というわけでもないのに、授業が全て英語で行われる環境を選択し、ギリギリでもなんとか4年間を乗り切れたことが自信につながっていたんだと思います。自信があったからこそ、思うように仕事ができないことが本当にショックでした。

自信を失ってからの1年半、自分自身のキャリアについて考える機会が多くなりました。当時はルーチンワークばかりだったので、もっと仕事の範囲を広げて、業務を俯瞰して進められるようになりたいと考えました。それほど具体的なキャリアプランを考えていたわけではないんですが、徐々に外の世界に意識を向けるようになりましたね。

そんな時に出会ったのが、現職であるスパイスボックスでした。何気なく見たスパイスボックスのホームページに、大手化粧品会社のヒット商品のプロモーション実績が掲載されているページがあったんですが、それは「母と子の絆」をコンセプトにしたもので、お母さんが娘にメッセージを送るという内容でした。このプロモーションにとても感動したことがきっかけとなって、私も人の心を動かせるような仕事をしたいと思い、スパイスボックスに入社することにしました。

話しているところUP

自分自身に自信をつけたい
とにかく何か実績を残したいという一心だった

―スパイスボックスに入社された時の気持ちと、そこで担当された仕事内容について教えてください。

筒井:当時は、とにかく何か実績を残したいという一心でしたね。自分に自信を付けたかったんです。だから、一心不乱になって目の前の仕事と向き合っていました。

私がスパイスボックスで働き始めて最初に担当したのは、食品関係のクライアントでした。仕事内容としては、担当クライアントのプロデューサーとして、その企業のFacebookページの投稿内容を企画したり、撮影のディレクション業務をしたりというものでした。初めての仕事ばかりで覚えることも多かったんですが、新しいチャレンジの連続で「やったぞ! 」という達成感を味わうことができ、それがモチベーションアップに繋がっていきました。

また、クライアントからのフィードバックも嬉しくて、それも自分の原動力になっていました。仕事に対するモチベーションが上がったことで、目の前のことに対して「まずはやってみよう」という前のめりな気持ちも生まれて、積極的に仕事に取り組めるようになりました。

前職で求められていたのは、しっかりと整備された業務の中でルーチンワークを淡々とこなすことで、日々のタスクをいかに効率よく消化するかが大切でした。毎日ひたすら同じことを繰り返すという業務が私の性格には合わなかったんだと思います。

今の仕事には良い意味で仕事の型がなく、どんどん新しい企画を出し結果につなげていくことが評価されるようなイメージです。それはそれで大変ではありますが、仕事で自主的に動けることがなによりも新鮮で面白く感じています。

―仕事に対する気持ちが大きく変化したんですね!

筒井:そうですね。もちろん楽しいことばかりでなく、入社2年目の時にはなかなか売上が安定しない時期もあり、悔しい思いもしました。それでも、自分にある程度の自信がもてるようになり、仕事に対するスタンスが大きく変化した時期でしたね。

何をするかを自分で決める仕事。これまでの全ての経験が実を結んだ瞬間

―具体的にはどのようなことが自信につながっていったのでしょうか。

筒井:入社した当初は親会社と一緒にプロジェクトを進めていく案件が多かったのですが、その後、自社の新規開拓営業も担当することになり、自信をつけるきっかけになりました。というのも、自分が営業して受注したクライアントには、自分自身が中心となってゼロから各種広告施策を企画、提案することができたからです。自分の企画がうまく成果につながったときの達成感ややりがいはとても大きく、自信につながりましたね。

座談

やると決めたら徹底してやる!
学生時代の経験が生んだ「とりあえずやる精神」

―ご自身では、成果を出しはじめられた要因はなんだとお考えですか?

筒井:自分では気づいていなかったのですが、客観的に見ると私は仕事を徹底的にやるタイプのようで、そこは社内でも評価してもらえています。例えば、新規営業では、はじめてのお客様に電話営業を行うこともありますが、その場合には電話がつながるまで徹底的に何度もかけるんです。それをやるかやらないかで、結果が大きく変わってくると思っています。ただ、これは意識的にしていたことというよりは、これまでの経験から自然とするようになっていた、という感じです。

私は、大学時代から留学したり、英語で授業を受けたり、はじめる時には「できるかどうか不安なこと」をいくつも経験してきました。でも、一度やると決めたらとことんやるタイプなんです。そうしているうちに、最初は不安でも「やってみたらできた」という経験をどんどん積み重ねることができて、“徹底してやればどうにかなる”という考えが生まれたんだと思います。こうした経験から学んだことが自分の営業姿勢に現れて、成果につながっているのかなと思っています。

―ご自身の強みを自覚することができたんですね。今は本当に活き活きとされていますよね!

筒井:今はプロデューサーとして、女性用商材を扱う大手メーカー様のブランドサイト制作を手がけながら、並行して新規営業を担当しています。ブランドサイト制作では、チームメンバーとともに、ブランドイメージをユーザーに的確に伝えるための情報戦略設計から、各コンテンツの企画・制作までを一貫して管理しています。新規のお客様に対しても、やはりチームを作って、SNSを使ったWeb動画配信など、各種広告コミュニケーション施策をゼロから企画、提案、実施しています。プランナーやデザイナーなど、様々な人とコミュケーションを取りながら一緒にアイデアを出し合い、お客様が目指す最終ゴールに向けてプロジェクトを自分の手で動かしていくのは、本当に楽しいし、やりがいがありますね。

話しているところ遠目

働くことが楽しい
バリキャリ志向だった私の仕事への向き合い方の変化

―実績をあげられたことが自信につながり、仕事がどんどん楽しくなっていったのですね。筒井さんにとっての「仕事」とはどんなものですか。

筒井:私にとっての仕事は、“自己実現”だと思っています。自分がやりたいことをやって、それを周りの人やクライアント、さらには社会から認められ、評価されるというのが最高の形ですね。今はそれなりに自己実現できている気がしているのですが、より大きな実績を残せるよう、引き続き頑張りたいと思っています。

もちろん仕事なので、楽しければ良いというものではなく、全く悩みがないといったらウソになります。時々、自分は結局何者にもなりきれていないのではないかと思うこともあるんですよね。プロデューサーといいながら、営業もやって、さらにプランナーもやっている。どれか1つに絞って極めるというキャリアの選択もあるのではないかと。そういう意味ではキャリアプランを今まさに模索中という感じです。

そして以前は、バリキャリ志向だった私ですが、最近は体力面でも精神面でも変化を感じています。何事もバランスが大切だと思うようになりました。仕事ばかりするのではなく、自分の趣味や家族との時間を作って、心も豊かな状態で働きたいという気持ちが強くなってきています。

今後、結婚して家庭を持つことになったら仕事と家庭の両立をしっかりとできるようにしたいですね。そのために今のうちから、早く帰るということを意識するようにしています。毎日早く帰ることは難しいですが、昔のようにダラダラ仕事をして無駄に会社に長くいることはなくなりました。意識を少し変えるだけで生産性はかなり変わるということを身をもって知りましたね。

ロゴ写真

女性の自分が働き続けることの意味

―意識するだけで仕事の生産性が大きく変わることもあるんですね。筒井さんの仕事の原動力はどんなものですか。

筒井:少しおこがましいかもしれませんが、働き続けることで、周囲に良い影響を与えたいと考えています。周りの後輩や友人と話していると、結婚や出産といったライフイベントや将来に不安を感じている子が多いんです。

実は私も1年前までは同じ悩みを抱えていました。でもそのことを2歳年上の職場の先輩に相談した時に、「見えない将来を心配しても仕方ないから、自分がロールモデルになるつもりでやるしかないよ」と言われたんです。それを聞いて、ハッとしました。当時の自分はそんなことを一ミリたりとも考えたことがなかったんです。だから、そんなアドバイスをしてくれた先輩をとてもカッコいいと思いました。

その後は私自身も経験を積み、前よりも少し自分に自信がついたことで、当時の先輩と同じような考え方をするようになっていました。その気持ちが、今の私の原動力になっています。社内のロールモデルの一人になりたい、そう思います。家庭を持つことと、会社で実績を残すことの両方を充実させる生き方ができるように今後も頑張っていきたいです。

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