RWI_66_0926

営業成績全国2位まで上り詰めるも、子育てと働くのバランスで悪戦苦闘する中、 描く未来に着実に進み始めたワーキングママ

杉浦 那緒子さん 30代 営業企画
株式会社ヒトカラメディア


大学卒業後2004年に、大手不動産会社の子会社に新卒で入社。満3年、新築マンションの営業に従事した後、リクルートにキャリアチェンジする。約1年間SUUMOの新築マンションの広告営業をおこない、その後マーケティングの部署に異動。産休育休を取得し、復帰後は編集の部署に配属される。
子育てとのバランスが取れずに、体調不良にて退職。休養を兼ねた助走期間に、ベンチャー企業を2社経験。その後、現職である株式会社ヒトカラメディアに入社。営業サポート・管理部などの業務の他に、働く母やITベンチャーのイベントへ出向いて情報取得など、横断的に業務に従事している。

一児の母でありながら、現在株式会社ヒトカラメディアにて営業サポートのみならず幅広い業務を担当されている杉浦さん。仕事と家庭を両立する中で体験した大変な過去も乗り越え、日々奮闘していらっしゃる杉浦さんに、今までとこれからのキャリアについて伺いました。

“超安定志向”ד東京で就職したい”が根底にあり進めた就職活動。

―杉浦さんのご経歴を教えてください。

杉浦:私は学生時代、バンドサークルに入っていました。大学は法学部でしたので、将来は音楽業界の法務等で、自分の学んできたことを活かして仕事ができればと、漠然と考えていました。
そしていざ就職活動を始めたのは2003年。この年は就職超氷河期と言われる年で、優秀な友人でも内定をもらうのに苦戦していました。私も自分の希望であった音楽業界に応募をしたもののご縁がありませんでした。そのため、早い段階で就職活動の見直しを迫られました。

改めて、私は何を重視して就職先を決めるか考えた中で、どうしても譲れないこと。それは、「実家には帰りたくない」「一人で生活したい」ということでした。東京に上京してきた時から決めていたことです。

結局、親に納得してもらえるような「知名度の高い大手不動産会社のグループ会社」に、営業職として入社しました。もちろん東京採用です(笑)。

“自分が一番売れる”と思っていた、大好きなインテリアブランドとのコラボマンションだったのに、売れない日々が続く

―そういった考えでの就職活動だったんですね!!
今の杉浦さんからはちょっと想像しづらいですね!不動産の営業として働かれてみていかがでしたか?

杉浦:入社後は、新築マンションの営業をおこなっていました。モデルルームに来られたお客様に営業するのですが、任された物件がなんと私の大好きなインテリアブランドとのコラボマンションだったんです。ですから、担当できることになって物凄くテンションが上がったんですよね。それで、「これは誰よりも私が一番売れる物件だ」と確信したんです(笑)。

ところが実際営業をしてみると、全然うまくいかなくて…。他の営業さんよりも私のほうが何倍もそのインテリアに詳しかったのに、「こんなはずではない」と、売れない理由が見つけられないままでした。

そんな私を見て、当時の上司が「お前がそのブランドが好きなことは分かるが、そこまでインテリアブランドに興味のない人は、“色味がちょっといいな”くらいにしか思ってないから」と、私が一方的に偏った愛を伝えていることを指摘し、教えてくれたんです。それでようやく「なるほど! お客様が、私のようにそのブランドに興味があって話を聞きに来ているわけではないのか」と初めて気づき、なぜ自分の話がお客様に響かないのかも理解できました。

また、自分が売れない要因はもう1つありました。それは、「人生における大きな買い物を、私が決めてしまって良いのだろうか」と不安になっていたことです。それも上司に相談したところ、「検討する材料と導きは伝えても、最終判断はお客様が決めることなのだから、お前が人生を背負うのは筋違い」と言われました。「確かにそうだな」と思い、そこから気持ちがぐっと楽になったんです。

話しているところ

上司の一言から一気に全国売り上げNO.2まで駆け上がる。その後、どこでも生きていける力を身に付けたいという気持ちから、より成長できる環境へチャレンジ

―上司からのアドバイスって本当に大切ですね。
ご自身の営業の課題が分かった後からは、どのような改善をされて、どのような変化があったのでしょうか?

杉浦:今までは、お客様の話を全く聞いておらず、お客様が求めている情報をきちんと提供できていなかったとわかりました。なので、自分が一方的にしゃべるのではなく、まずはお客様が何を求めているのかを聞くことに徹することにしました。

そうしたら、見る見るうちに売り上げ数字が伸びてきて、気が付いたら営業100人中で全国売り上げNo.2になる程の飛躍をしたんです。凄く嬉しかった半面、もっと早くに自分の課題に気づいていればNo.1になったかもしれないという悔しい気持ちも、半分残りましたね(笑)。

やり方を変えてから、営業としても徐々に自信がついていきました。ただ何年か働いているうちに、安定した大企業で社内が整備されているが故に、自分自身に力がついている実感がしませんでした。全国No.2の成績は残せたものの、自らのスキルについて不安に思っていたんですね。

またその当時、プライベートでは、結婚を考えていた彼ともお別れしたことから、「一人で食べていける力をつけなくては!」とも思っていました。これら二つのことから転職を考え、自立できるようなスキルが身に付けられる企業という理由から、リクルートで次のキャリアを積むことに決めました。

今ある自分のスキルを最大限に発揮しつつ、一人でも生きていく力を身に付けるべく、リクルートに入社することを決意

―リクルートを選ばれた理由は、何かあるのですか?